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沙羅(夏椿)

2016.12.18

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京都大徳寺、真珠庵。

みどりの毛せんを敷き詰めたような、苔庭に、たった一日の命の沙羅の花は朝の露に濡れ、

みどりの苔の上で舞っているようだ。

お茶会の次席を待つ寄り付きの人々の視線は、白い花へと流れていたようだ。

懐紙を出して思わずスケッチ。十数年前の小さな懐紙の絵を本画としたが、

体調をくずした今は、あのみずみずしい苔庭は表現出来なかった。

お茶会と共に忘れがたい最後の作品です。

(日本画クラス Oさん)

カテゴリ:絵画教室の投稿
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