高校受験の実技試験の準備
2023.06.05
まず、結論から言うと
〇準備期間は必要。
〇描く枚数は多い方がよい。
(個人差はありますが、20枚前後、水彩とデッサン両方必要ならその倍)
〇受験対策として絵を描くことは、思うより難しい。
だと思います。
受ける高校にとって実技試験の内容、時間は(推薦、一般入試によっても)
変わります。推薦、一般、両方デッサンのみで受けられる学校もありますし、
どちらかは水彩で描くことになっていたり(両方の技量が問われる)
描く紙のサイズも違っていたり紙質も違ったり・・。
コロナ禍以前の都立片倉高校では、同じデッサンでも推薦は自画像で、
一般は静物が長らく課題になっていました。私の教室からも毎年受験生は、
自画像と生物の両方描けるように準備していました。人物デッサンなんて
描いたことのない学生ばかりでした。また水彩画も描いたことのない学生が
ほとんどなので、その課題がある受験生は、時間内にある程度のレベルまで描き上げる
ようになるには(画材の使いこなしも含めて)枚数と時間が必要でした。
毎年秋を過ぎて年末くらいに、受験したいので入学希望される方がいらっしゃいます
が、志望校の試験内容によっては、とても週1回の授業では(受験生は土曜日のみ
夏休み冬休みは平日に補講することもあり)間に合わないので、絵画の予備校に入塾
することをおすすめすることがあります。私の教室でも、秋以降は志望校により
1コマ→2コマに変更していただいて土曜日に4~5時間(2枚)描き続けます。
以上のことから、夏までは高校見学等をして秋以降は志望校を決めて、各高校に沿った
カリキュラムでたくさんの色んなものを描いて経験を積むこと。自信をつけて試験に
のぞめるように送り出したいと私も思っています。
早めの志望校の絞り込み、早めの対策が必要です。